ルノーは11日、英国で28日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2012」に、コンセプトカーのアルピーヌ『A110-50』で参加すると発表した。
同フェスティバルは1993年、マーチ卿がイングランドのウエストサセックス州グッドウッドの広大な邸宅で始めたイベント。世界中から新旧のレーシングカーが集結して賑わいを見せる。
フェスティバルの恒例行事が、ヒルクライム。スーパーカーを含めた市販車のみならず、F1やWRC(世界ラリー選手権)マシンなどが同一コースを走行するとあって、毎年人気を集めている。
アルピーヌA110‐50は5月25日、F1モナコGPで初公開。名車アルピーヌ『A110』のデビュー50周年を記念した復刻コンセプトカーだ。ルノー『メガーヌ』のレーシングカー、『メガーヌ トロフィー』の車台がベース。そのミッドシップには、日産製をルーツとする3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力400ps、最大トルク43kgm)を搭載する。
このアルピーヌA110‐50が、グッドウッド名物のヒルクライムに出走。ドライバーには、モナコでもアルピーヌA110‐50をデモ走行させたルノーのカルロス・タバレスCOOが予定されている。