日産自動車がエンジンを供給し、米国のデルタウイング社が2012年のルマン24時間耐久レースに投入する次世代ルマンレーサー。同車のルマン公式初テストの映像が、ネット上で公開されている。
この公式テストは3日、フランスのサルトサーキットで行われたもの。各エントラントのマシンとともに、日産デルタウイングの新世代レーサーが、ルマンの舞台で初テストに挑んだのだ。
日産デルタウイングの新世代レーサーは、ルマン24時間耐久レースが2012年から導入する特別なカテゴリー、「ガレージ56」の枠で参戦。これは次世代の自動車技術の研究開発を促進するために設けられた、いわば実験車のカテゴリー。賞典外のため、ゼッケンナンバーは「0」となる。
戦闘機を思わせる2シーターのマシンは、車両重量わずか475kg。日産自動車が開発した直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「DIG-T」は、最大出力300psを発生する。
16-17日、ルマン24時間耐久レースでの活躍に期待高まる映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。