日産自動車の片桐隆夫副社長は25日、2012年度に「日本の市場に合った商品を5車種以上投入していく」計画を明らかにした。
片桐副社長は同日、横浜市で開いた新型『シーマ』発表会で「国内販売については2013年度にマーケットシェアを15%に引き上げる。さらにその後シェアを伸ばして、日本で2位の座を確たるものにしたいと考えている」とした上で、「15%以上のシェアにこだわるのは、保有台数を着実に増やしていきたいという思い」と強調。
「この目標に向けて2011年度はマーケットシェア13.8%を達成したが、2012年度もさらに伸長させ14%以上を目指していきたい。そのシェアアップ、さらに保有台数の増加をしていくために、シーマを始めとして今年度は日本の市場に合った商品を5車種以上投入したいと考えている」と述べた。
今年度に日本市場に投入する車種については「“保有の防衛・増加”、“ダウンサイジング”、“エコ”の3つのどれかのキーワードに沿った新型車を、5車種以上投入していく」と語った。