【トヨタ アクア 試乗】なかなか頑張っている…日下部保雄

試乗記 国産車
トヨタ・アクア
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トヨタ『アクア』はもカラフルでちょっと欧州風なザインで、一目で『プリウス』兄弟とわかるデザインは好感がもてる。

走りは軽量化と動力性能のバランスから、結構パワフルでハイブリットのメリットが活きている。ハイブリットは高効率で意外と伸びのある加速を示し、かつ都市部のようなストップ&ゴーの多いところでは有利で、燃費は絶対的に向上する。

すこし残念なのは加速時のブルブルとしたフロア振動で、実際の問題はないにしろ、ちょっと安っぽい感じを受ける。乗心地としてもそれほど影響をしているわけではないが、感覚的にはやや不満が残る。

大きな段差乗り越しではショックを伴うが、ウネリでは適当にいなされており、コンパクトカー以上のものがある。ハンドリングは低重心を活かして、プリウス以上にロールが少なく軽快感があるが、接地感はそれほど高くない。電動パワーステアリングも頑張っているが、これが一杯という感じだ。

パッケージングはなかなか巧みで荷物の収納性も工夫されている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
お勧め度:★★★★

日下部保雄|モータージャーナリスト
学生時代よりモータースポーツに傾倒する。全日本ラリーチャンピオンシップAクラスチャンピオン、全日本ツーリングカー選手権ドライバーランキング10位という実績に加え、海外ではWRCの英国RACラリー連続参戦、入賞、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間レース入賞など、豊富な実績。モータージャーナリストとして四半世紀以上のキャリアを持つ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、AJAJ会長。

《日下部保雄》

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