トヨタ、単独決算が初の最終赤字の見通し

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トヨタ アクアコンセプト ピリリ(東京モーターショー11)
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タイの洪水の影響などで業績予想を「未定」にしていたトヨタ自動車は、2012年3月期の単独決算で当期損益800億円の赤字に転落する見通しを発表した。

単独決算の最終赤字はトヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併した現在のトヨタ自動車として初めて。前年同期は527億円の黒字だった。

タイの洪水による生産・販売減や円高による為替差損の影響から業績見通しを大幅に下方修正した。

単独の国内生産台数は、8月2日時点の予想より5万台マイナスの309万台と300万台、海外生産台数は19万台マイナスの439万台にそれぞれ下方修正した。

売上高は8月時点の予想より4000億円マイナスの8兆1000億円となる見通し。営業損益は5300億円の赤字と、8月予想より1600億円赤字が拡大する見通しで、赤字幅は過去最大。営業赤字は4期連続となる。

経常損益は8月の時点では500億円の黒字を見込んでいたが再び1600億円の赤字となる見込み。前年同期と比べて赤字幅が3倍以上に拡大する。

《レスポンス編集部》

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