【東京モーターショー11】いすゞ/スミダM型バス…実走可能な国産最古のバス

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スミダM型バス
  • スミダM型バス
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  • 通称センターアクセルレイアウト。右からブレーキ、アクセル、クラッチの順。
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  • シートについている持ち手も真鍮製でマイナスねじでとまっている。

いすゞは第42回東京モーターショーに、いすゞの前身にあたる石川島自動車製作所が製造した昭和7年式の『スミダM型バス』を展示した。

今回のいすゞブースのテーマは“Always Next to You(いつもあなたの暮らしのそばに)”。そして、代表取締役社長の細井行氏は、「80年前から“暮らしの側”にあったクルマとして、スミダM型バスを展示しました」とする。

「昭和4年に誕生したスミダM型バスは、乗り合いバス事業の普及とともに、公共交通網の近代化に貢献しました」とし、この展示された車両は、「いすゞが古くから所有する昭和7年製の車両です。先人の技術や苦労を学ぶべく、実走することにこだわり、我々の手で分解整備し当時の姿を再現しました。実走可能で現存する、おそらく最古の国産バスでしょう」と語った。

レストアに携わった関係者によると、当時はマイナスねじを使用しており、それらのねじ1本に至るまでこだわって仕上げたという。この車両は、経済産業省の“近代化産業遺産”に認定されている。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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