【東京モーターショー11】アディバ、来年夏にバイク3車種を日本に投入

自動車 ニューモデル モーターショー
アディバ(東京モーターショー)
  • アディバ(東京モーターショー)
  • アディバ(東京モーターショー)
  • アディバ(東京モーターショー)
  • アディバ(東京モーターショー)

アディバは東京モーターショーに4台のオートバイを出展、うち3台を来年夏、日本に投入するそうだ。そのための量産体制を現在整えているとのことだ。

アディバはイタリア人のニコラ・ポジオ氏によって、1996年に創業されたオートバイメーカーで、特にルーフ付きスクーターには定評がある。現在、イタリアの他、台湾で製造を行っている。

「日本での商売は難しいが、成功できたらどの国でも成功できる」(アディバ台湾の陳瑞祥副総経理)との思いでビジネスを展開する。「まずは3車種合計で年間3万5000台を目標に頑張っていきたい」という。

その3車種とは、後輪が2輪の電動デリバリーカーゴスクーター『カーゴスリー』、前輪が2輪のガソリン車『AD3』、そして電動2輪スクーター『パイオニア』だ。

カーゴスリーは全長2165mm、全幅805mm、全高1805mm、車体重量180kg(除バッテリー)。バッテリーはリチウムイオンを使用し、6~8時間の充電で最大航続距離が50km。すでに、日本郵便への納入が決まっているそうだ。

AD3は全長2270mm、全幅800mm、全高1640mm、車体重量174kg。エンジンは水冷OHC単気筒で、排気量は299cc。「このEV版も現在開発中で、2015年までには販売したい」と陳副総経理。

パイオニアは全長1800mm、全幅700mm、全高1060mm、車体重量90kg。バッテリーはリチウムイオン。電動バイクはスクータータイプのものが多いが、これは通常のオートバイと形は変わらず、またがるタイプ。スクータータイプでは物足りない人のために開発したとのことだ。

陳副総経理は「これからも付加価値の高いものを提供していきたい」と話していたが、日本のオートバイの区分が50cc、125cc、400cc、400cc超で、他の国と違うので「ぜひ合わせてもらいたい」と注文も忘れなかった。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集