3日、一般公開された東京モーターショーのオープニングイベントとして、国内自動車メーカー、日産、トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、5社トップが「思い出に残るクルマ」について語った。
会場では、日産自動車の志賀俊之COO、トヨタ自動車の豊田章男社長、本田技術研究所の山本芳春社長、マツダの山内孝社長兼CEO、三菱自動車の益子修社長が出席、タレントのテリー伊藤氏を交えたトークイベントが行われた。
トークの中で、「自社以外で思い入れのあるクルマはなんですか?」との質問が出され、ホンダ『シビック』(志賀氏)、日産『スカイライン』(豊田氏)、スズキ『ハスラー50』(本田技術研究所の山本氏)、日産『サニー』(益子氏)と、それぞれ「思いでに残るクルマ」を挙げるなか、マツダの山内氏は“自社以外”との掟を破り『コスモスポーツ』を挙げた。
掟破りの選択をした山内氏は「思い入れのあるクルマってこれしかないんですよ」と弁明、「学生時代に、当時の社長が東京モーターショーにコスモスポーツで会場に乗りいれたのを見て、人生決まっちゃった」と、マツダに入ろうと思った1台であることを明かした。
トークの中で一番饒舌だったのが豊田社長、1台で収まらない思い出に残る車の話をする一方、「誰もトヨタの車を選んでいない」と嘆き節、「益子さんなんて、昨日『パブリカ』って言ってたんですよ」などといったコメントで会場を笑いに包んだ。