16日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー11。プレスカンファレンスを実施しなかった日産自動車のブースでは、2012年モデル(現地では2013年モデル)の『GT-R』が、静かなるモーターショーデビューを飾った。
2012年モデルのハイライトが、エンジンのパワーアップ。北米仕様の場合、3.8リットルV型6気筒ツインターボエンジンは、最大出力545ps、最大トルク64kgmを発生する。これは従来比で、15ps、2.1kgmの出力アップに当たる。
この他、足回りのセッティングの見直し、シフトフィールの向上、メーター周りへのブルー照明の追加、「ブラックエディション」グレードへのハンドメイドのカーボンファイバー製リアスポイラー採用などの改良が施された。
この最新版GT-R、現地では2012年1月に発売。GT-Rの2011年1-10月米国販売は、前年同期比52.5%増の1203台と好調だ。北米日産のブライアン・キャロライン副社長は、「GT-Rは世界で最も人気、かつコストパフォーマンスの良いスーパーカーの1台」と語っている。