トヨタ、介護・医療支援向けパートナーロボットを開発

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トヨタ  自立歩行アシスト
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トヨタ自動車は1日、現在開発を進めている、人の活動をサポートする「トヨタ・パートナーロボット」の一つとして、「介護・医療支援向け」の新たなロボットを開発したと発表した。

今回同社は、4種類のロボットを公表。いずれも、これまでの技術開発の中で培ってきた高速・高精度なモーター制御技術、2足歩行ロボット開発で進めてきた安定性の高い歩行制御技術やセンサー技術(使用する人の姿勢や摑んだり挟んだりする力を感知)など、先進的な要素技術を取り入れている。

下肢麻痺などで歩行が不自由な人の自立歩行支援を目的に開発されたロボットでは、麻痺した脚に装着することにより、自然な膝曲げ歩行をアシスト。また、移乗のための介護の負担軽減を目的に開発されたロボットでは、体重保持用のアームとアシスト台車を組み合わせて、ベッドからトイレまでの移乗介護をサポートする。

今回発表されたロボットは、藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)と共同開発。専門医療機関でのニーズをパートナーロボットの設計にフィードバックしている。

同社は、今後も幅広い介護・医療機関の協力のもと、実証実験などを通じて、2013年以降の実用化を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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