富士重工業(スバル)の宮脇基寿常務執行役員(スバル技術本部長)は29日、今秋に発売する新型スバル『インプレッサ』の燃費について「このクラスではトップレベルになる」と述べ、新モデルの環境性能の一端を明らかにした。
同日、東京都三鷹市で開いた技術説明会で語った。宮脇常務によると、新型インプレッサは第3世代の水平対向エンジンとして開発した1.6リットルのタイプを初搭載。排気量2リットルの同エンジンとともに2種類とする。
同社の新しい水平対向エンジンは従来型に比べ約10%燃費性能を高めている。新型インプレッサは、自社開発によるアイドリングストップ装置も、同社の小型車としては初搭載し、燃費性能の改善につなげているという。
宮脇常務は「営業サイドからは、(燃費性能が)切りのいい分かりやすい数値となるよう要請もあった。Cセグメント(1.5~2リットル級)ではトップの燃費を確保できたといえる」と語った。