フォルクスワーゲンは11日、「スズキが他社(フィアット)とディーゼルエンジンの供給で合意したことは、フォルクスワーゲンとスズキ間の提携における規約違反」との内容の声明を発表した。
フォルクスワーゲンとスズキは2009年12月、資本提携を締結。フォルクスワーゲンは、スズキの株式19.9%を取得した。しかし、同社は2011年7月、「スズキとの提携の具体的な成果は、当初の見込みほど表れていない」とする報告書をまとめていた。
ただし、今回の声明後も、フォルクスワーゲンは「引き続き、スズキとの提携関係は維持する」と発表。スズキとの間で、この件に関し、協議の場を設ける意向も示している。