三菱電機は、国内住宅用の太陽電池モジュールの新商品として出力210Wを実現した『210Wシリーズ』4機種を10月28日から発売する。
太陽光発電システムに対する関心が高まっているため、210Wシリーズを新たにラインアップすることで、都市部住宅など、狭小屋根でもより多く発電できるシステムを提案する。
新商品は、出力を従来比5%向上し、標準モジュールで210Wの大出力を実現した。電力変換効率97.5%の太陽光発電システム向けパワーコンディショナーとの組み合わせで、都市部住宅などの限られた屋根面積を活用できる。
グリッド電極を従来比約20%細線化したことにより、セル受光面積を増加した。モジュール表面には低反射ガラスを採用して光反射を約3%抑制し、光の取り込み量を増やした。
長方形の標準モジュールのほか、正方形(ハーフ)、台形モジュールをラインアップし、寄棟屋根などさまざまな屋根形状にフィット。標準モジュールのみ使用する場合に比べて家一軒あたりの設置容量が向上する。モジュールサイズは現行ラインアップと同サイズのため、従来と同じ設置施工が可能。
価格は標準タイプが14万9940円。