JX日鉱日石エネルギーは、7月の石油製品の卸価格の変動幅を発表した。原油調達コストが上昇したことから、ガソリンは前月と比べて1リットル当たり2.2円引き上げたが、その一方で軽油の卸価格は0.3円引き下げた。
灯油も3.1円の引き下げ、A重油も2.1円の引き下げとなった。
需給が引き締まっているガソリンのみ卸価格を引き上げた。前月もガソリンを据え置きながら3油種の卸価格を引き下げている。
8月のコストは原油価格が前月比で1バレル0.28ドル値上がりしているが、為替レートは55銭の円高となり、合計のコストは1リットル当たり0.3円下がる見通し。
このため、8月は卸価格は小幅な引き下げとなりそうだ。