ダイムラーのメルセデスベンツ傘下の超高級車ブランド、マイバッハ。同ブランドにとって、存続か否かの大きな決断時期が近づいている。
これは13日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアによると、9日にドイツで報道陣と懇談したダイムラーのディーター・ツェッチェCEOは、アストンマーチンとの間で、次期マイバッハの開発に関して協議していることを認めた上で、交渉がまとまらなければ、ブランド廃止もあり得ることを示唆したという。
マイバッハの2010年の生産台数は、わずか157台。ダイムラーが目標とする年間1500台レベルには、程遠い状態である。同社は販売不振が続くマイバッハに関して、アストンマーチンの協力を得て、立て直しを図る計画を初めて公にしたわけだ。
ダイムラーにとっての選択肢は2つ。アストンマーチン主体で次期モデルを開発するか、それともブランドを廃止するかだ。その最終決断は、7月1日にも下されると見られている。