鬼怒川ゴム、帝都ゴムを株式交換で完全子会社化

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鬼怒川ゴム工業は5月12日、株式交換で8月1日付けで子会社である帝都ゴムを完全子会社化すると発表した。

鬼怒川ゴムは主に自動車用ゴム、合成樹脂製品を製造販売するが、自動車用ゴム製品の拡充を図るため、2004年に自動車用ホースを製造する帝都ゴムを連結子会社化した。その後、両社は人事交流、グループ販売網の活用、共同購買など、シナジー効果を追求してきた。現在、鬼怒川ゴムは帝都ゴムに66.98%出資している。

自動車メーカーは、需要動向や急激な円高に対応するため、海外シフトを進めており、両社は協議した結果、一体となった機動的、柔軟な経営体制のもと、両社それぞれが保有する経営資源を双方が有効活用し、顧客のグローバル化に迅速に対応していく必要があると判断、株式交換で鬼怒川ゴムは、帝都ゴムを完全子会社化する。

鬼怒川ゴムは、これによって帝都ゴムの保有する技術力を活用、車体シール部品・防振部品からホースまで一貫した製造販売体制を構築する。帝都ゴムは、鬼怒川ゴムグループの販路や拠点を活用して、今後、成長・拡大が見込まれる新興国を中心とした海外事業を拡大する。

株式交換では帝都ゴムの株式1株につき鬼怒川ゴムの株式0.334株を割り当てる。帝都ゴムはJASDAQから上場廃止となる。

《レスポンス編集部》

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