トヨタ、海外の現地調達率を引き上げてリスクを分散へ

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トヨタ自動車の佐々木真一副社長は、海外工場で「現地調達比率を引き上げる」との考えを明らかにした。

東日本大震災の影響で日本にある部品メーカーが被災、完成車メーカーの国内生産ラインが停止したが、日本からの部品の供給が滞ったことから北米や中国など、海外工場でも減産や操業停止など、影響が及んでいる。

自動車部品は複数の部品を組み上げてからモジュールとして完成車メーカーに供給するケースが多い。このため、現地で調達している部品でも細分化すると日本から供給している部品も少なくない。これが今回の震災で海外工場の生産に影響している。

佐々木副社長は「現地で完結したモノづくりを進める必要があり、仕入先にも海外に進出してもらえるように検討したい」と述べ、系列サプライヤーに海外への進出を促進して、現地調達率を引き上げることで、リスクを分散する意向を示した。

《レスポンス編集部》

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