米国の『ワーズオートワールド』誌は7日、毎年恒例の「10ベストインテリア」を発表した。
この賞は、北米で唯一、車のインテリアに着目したアワード。2010年に北米市場に投入された新型車とマイナーチェンジ車51モデルを対象に、同誌の編集者が、優れたインテリアを持つモデルを選出した。
選考基準は、デザイン、快適性、情報表示のわかりやすさ、クオリティ、安全性など。ちなみに同誌が毎年発表している「エンジンオブザイヤー」は、エンジンを基準に選ぶエンジンオスカーとして有名だ。
10ベストインテリア2011の結果は以下の通り。
●アウディA8
●BMW X3
●シボレー・クルーズ
●ダッジ・チャージャー
●フォード・フォーカス
●ホンダ・オデッセイ
●ヒュンダイ・エラントラ
●ジープ・グランドチェロキー
●キア・オプティマ
●ボルボS60
前回は10台のうち半数を占めた日本車が、今回はホンダ『オデッセイ』の1台のみに後退。代わりに、韓国からヒュンダイとキアが初選出されるという結果となった。
同誌は、ヒュンダイ『エラントラ』について、「繊細なカーブを描くインパネなど、韓国メーカーらしさが感じられる」と評価。キア『オプティマ』に関しては、「インパネのデザインは先代アウディ『A6』に似ているが、価格を考慮すれば装備は非常に充実」とコメントしている。
また、今回の10ベストインテリアのリストで、プレミアムカーはアウディ『A8』、BMW『X3』、ボルボ『S60』の3台のみ。ノンプレミアムブランドでも、クオリティを引き上げるなどして、インテリアの魅力アップに努めた成果が表れたようだ。