【東日本大震災】被災地の証言…海の水があふれ、周囲に流れ出した

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東日本大震災 塩釜…海の水があふれ、周囲に流れ出した
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大型の観光船が防潮堤に乗り上げたままの状態になっているのは、JR仙石線の本塩釜駅に近い塩竈市海岸通付近。仙台塩釜港を襲った津波の痕跡でもある。近くの道路では漁船が横転した状態となっており、その横をクルマが通過していく。

「このあたりの津波は高さがあったわけではないけど、クルマとか船が次々に流されていった」と語るのは散歩をしていた近隣に住む男性だ。震災直後は港に隣接した場所にあるショッピングセンター(イオンタウン塩釜)に避難していたという。

「津波っていうと、波がどーんと来るイメージだったけど、ここの津波は“海があふれた”というのが一番近い感じ。海があふれて、防潮堤をあっという間に越えて道路に流れ出した」

あふれ出した海の水はなかなか止まらず、数十分間に渡って周囲に流れ続けた。ショッピングセンターの1階駐車場に止まっていたクルマは次々に流され、2階部へ続くランプウェイにも水が押し寄せてきたという。

「防潮堤に乗り上げている船は津波の第一波が来たときはあそこで浮いていたから。それが引き波で取り残されて、それから先はあのままになっている」

観光船は、転倒防止措置は取られているものの、微妙なバランスのまま防潮堤に乗り上げている。

《石田真一》

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