BMWをベースにしたコンプリートカーを手がけるアルピナは、1日に開幕したジュネーブモーターショーにおいて、『B5 BiTurboツーリング』を初公開した。
アルピナ社は1961年に創業。BMWのチューニングを行う小さな会社だったが、1964年にはその実力がBMW本社に認められ、BMW公認チューナーに。そして、1983年には、ドイツ政府から自動車メーカーとしての認証も受けた。アルピナの新車には、BMWのメーカー保証が適用される。
そんなアルピナの最新作が、B5 BiTurboツーリング。すでにセダンには用意しているモデルだが、今回はワゴンのツーリングにも拡大設定された。
ベースグレードは「550i」。4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンには、専用チューンが施され、最大出力507ps、最大トルク71.4kgmを引き出す。これは550iに対して、100ps、10.2kgmもの上乗せだ。
トランスミッションはZF製の8速AT、「スイッチトロニック」。B5 BiTurboツーリングは、0-100km/h加速4.8秒、最高速300km/h(リミッター作動)という優れたパフォーマンスを発揮する。
B5 BiTurboツーリングの欧州価格は、9万8800ユーロ(約1135万円)から。ほとんど『M5』といえるモンスターワゴンだ。