フォルクスワーゲンオブアメリカは9日に開幕するシカゴモーターショーにおいて、『ジェッタ』のターボエンジン搭載車、「GLI」を初公開する。
GLIはジェッタのスポーツグレードの位置づけ。『ゴルフGTI』譲りの2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力200ps、最大トルク28.6kgmを発生する。ただし、最大出力はゴルフGTIよりも約10ps抑えられた。このあたりが「GTI」ではなく、「GLI」を名乗る理由だろう。
トランスミッションは6速MT。DSGはオプション設定だ。スポーツサスペンション、XDS、赤いキャリパーが特徴の4輪ディスクブレーキなど、ハンドリング性能も高められている。
内外装もスポーティな演出。フロントリップスポイラー、メッシュグリル、スモークテールライト、デュアルエグゾースト、専用アルミホイールなどを採用。室内には、赤ステッチ入りのバケットシート、フラットボトムステアリングホイール、アルミペダル、アルミパネルなどが装備された。
ジェッタGLIの現地価格は、2万3495ドル(約194万円)から。ジェッタは米国市場におけるフォルクスワーゲンの主力車種だけに、スポーツグレードの追加が販売面に与える効果は大きそうだ。