アルパイン第3四半期決算…音響機器など好調で黒字転換

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アルパインが発表した2010年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が97億8300万円と黒字に転換した。前年同期は31億5400万円の赤字だった。

売上高は前年同期比22.3%増の1473億9700万円と大幅な増収となった。

音響機器の国内市販市場では、CDプレーヤーなど単機能商品は、市況の悪化やナビゲーションとの複合化の影響を受けて低調だったものの、高音質スピーカーの販売が好調に推移した。北米市販市場は、iPod専用ヘッドユニットなどが価格競争の影響を受けたものの、CDプレーヤーや高音質スピーカーの販売が堅調に推移した。欧州市販市場では、CDプレーヤーの売上が減少したが、クリスマスプロモーションが奏功し全体では販売が好調に推移した。

自動車メーカー向け純正品は、主要取引先の新車生産・販売が欧米で回復しつつあり、中国市場向けも好調に推移した。

情報・通信機器事業の国内市販市場は、エコカー補助金終了による新車販売の低迷が影響した。北米市場は普及価格帯のナビ価格を見直したため堅調だった。

売上げ増の効果で、経常利益は88億4100万円、当期純利益が65億6700万円の黒字となった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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