【レクサス CT200h 発表】強い顔へ---第1歩

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CT200h
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12日に発売が開始されたレクサス『CT200h』のフロントマスクは、レクサスの独自性を継承しながらも、進化させているという。

デザイン本部レクサスデザイン部グループ長の田名部武志さんは、「台形グリルやアローヘッドなどのモチーフはありますが、顔全体でもっとレクサスだというのを強く出していきたいと考えました」という。

まず、「逆台形のアッパーグリルは『IS』も『LS』もやっており、それを発展させています」という。

「この逆台形と、もともとある台形のエッセンスはこれまで『IS-F』や『HS』などでやっていますが、CT200hではそれぞれ離れていたものを融合させたのです」

具体的には、「バンパーからアッパーグリルに向かって空気があたかもすっと入っていくような形状とし、そこからロアグリルに向かって、だんだん二つの台形が融合した形に進化していく過程を表現しました」と話す。このシルエットを関係者はスピンドル形状と呼ぶ。スピンドルとは回転体のことだが、ここでは糸巻きや船のキャプスタンなど、真ん中がくびれた形状をイメージしているという。

「これらにより、いままでレクサスがアローヘッドなど色々なディテールをやってきた集大成として、強い顔を作っていこうという最初のクルマになったのです」

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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