1954年発売のメルセデスベンツ『300SL』。市販乗用車としてガルウィングドアを採用した先駆けだ。
300SLでは、車体のサイズ、乗降スペースの問題などから当時としてはやむを得ずガルウィングを採用したのだという。これ以降、ガルウィングはスポーツカーを中心に採用されてきた。
今回のモーターショーで、メルセデスベンツはEVスーパーカー『SLS AMG E-CELL』を2013年に市販することを明らかにしたが、その原型となっているのが300SLである。
300SLが生まれてから50年以上もの時間が経過している。色褪せることなく、現代に継承されるデザインコンセプトがそこにある。