トヨタ自動車が5日に発表した2010年9月中間決算は、当期純利益が2891億円となり、黒字に転換した。前年同期は560億円の赤字だった。
売上高は前年同期比15.5%増の9兆6784億円と大幅増収となった。連結販売台数は同18.7%増の371万5000台となった。欧州は落ち込んだものの、日本、北米、アジア、その他地域で増加した。
営業利益は前年同期から4600億円改善し、3231億円となった。税金等調整前当期純利益は3920億円となった。
為替差損で1200億円、諸経費の増加で500億円、法人税などで2992億円の減益効果があったものの、売上げ増の効果で5700億円、原価低減で900億円、持分法投資利益で1893億円の増益効果があり、当期純損益は前年同期から3451億円改善した。