三菱電機は、世界最小・最軽量の電動パワーステアリング用次世代モーターコントローラーユニットを開発した。
次世代モーターコントローラーは、コントローラーの内部構造を工夫し、モーターと同軸上に配置する。これによって同等出力の従来品に比べ、体積を50%、質量を30%それぞれ削減し、世界最小・最軽量を実現した。
同社独自の「ポキポキモータ」と、電磁気設計の最適化により、出力性能も30%向上した。制御アルゴリズムも工夫して高い操舵フィーリングと操舵安定性を実現するとしている。
電動パワーステアリングは、自動車の燃費向上に貢献するため、乗用車モデルへの採用が加速している。小型・軽量化したモーターコントロールユニットを開発することで一層の燃費改善ニーズに対応していく。