【パリモーターショー10】アウディ eトロンスパイダー…今度はディーゼルPHV

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アウディeトロンスパイダー
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アウディは30日に開幕したパリモーターショーにおいて、プラグインハイブリッドスポーツのコンセプト、『eトロンスパイダー』を初公開した。

同車は、今年1月のデトロイトモーターショーに出品された『eトロン』のオープン仕様。しかし、単にボディスタイルを変えるだけでなく、パワートレインも変化している。

デトロイトでのeトロンが、EVだったのに対し、今回のeトロンスパイダーは、ディーゼルエンジンを核にしたプラグインハイブリッドを搭載。アウディは、複数のパワートレインに対応できる柔軟性をアピールする。

ミッドシップに置かれるのは、3.0リットルV6ツインターボディーゼル「TDI」で、最大出力300ps、最大トルク66.3kgmを発生。フロントアクスルにはモーターが2個レイアウトされ、最大出力88ps、最大トルク35.9kgmを引き出す。

eトロンスパイダーは、モーターが前輪、エンジンが後輪を駆動する4WD。車両重量はASF(アウディ・スペース・フレーム)構造により約1450kgに抑えられ、0-100km/h加速4.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。デトロイトでのeトロンが0-100km/h加速5.9秒、最高速200km/h(リミッター作動)だったことを考慮すると、大幅な性能向上だ。

もちろん、モーター単独で走行できるEVモード付き。2次電池は、蓄電容量9.1kWhのリチウムイオンバッテリーで、eトロンスパイダーは最大50kmを、最高60km/hの速度でゼロエミッション走行できる。環境性能は高く、EV走行時を含めた欧州複合モード燃費は45.5km/リットル、CO2排出量は59g/kmとなる。

ボディサイズは、全長4060×全幅1810×全高1110mm、ホイールベース2430mmと、デトロイトのeトロンよりも130mm長く、30mmワイド。前後重量配分は50対50と、理想的なバランスが追求された。アウディは「ゴーカート感覚のハンドリングを実現した」と語っている。

《森脇稔》

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