フェラーリが5月中旬からデリバリーを開始した『458イタリア』。欧米で納車から3か月以内に、3件の車両火災が発生したことを受け、フェラーリが調査に乗り出した。
問題の車両火災は、7月4日にフランス・パリ、7月14日にスイス、8月18日に米国カリフォルニアで起きた。エンジン付近からの出火により、458イタリアは3台とも、ほぼ全焼している。
フェラーリの広報担当はメディアの取材に対し、「3件の車両火災に関して、調査を開始した」と回答。しかし、3件続けて火災が起きた点については、「3件は個別のケースと考えており、関連性はないと見ている」と、慎重にコメントした。
実は8月下旬、中国でも458イタリアが車両火災により全焼していたことが判明。これで458イタリアの車両火災は4件となり、車両側に何らかの不具合がある可能性が高まったといえる。