フォルクスワーゲンの最上級サルーン、『フェートン』。このフェートンに関して、再び米国市場での販売を計画していることが明らかになった。
これは19日、米国メディアの報道で判明したもの。記事によると、フェートンを生産するVWドイツ・ドレスデン工場の責任者が、「次期フェートンは米国市場に投入されることになるだろう」と語ったという。
フォルクスワーゲンは現行フェートンを2002年、米国市場で発売。しかし、メルセデスベンツ『Sクラス』、BMW『7シリーズ』、レクサス『LS』などのライバルに対して販売面で苦戦し、2006年に米国導入を中止している。
そんな経緯を受けての、フェートンの再リリース。その狙いは、米国でのシェア拡大だ。フォルクスワーゲングループは2018年までに、米国セールスを2009年比で約3倍の年間80万台へ引き上げる計画。目標実現のためには、フラッグシップモデルのフェートンの投入は欠かせないと考えているようだ。
フェートンの米国再上陸は、次期モデルが登場すると見られる2013年以降になる見込み。果たして、フォルクスワーゲンのリベンジは成功するか。