物議を醸しているドイツGPでのチームオーダー。レース生命に関わるほどの大事故となった昨年のハンガリーGP以来、久々の歓喜の瞬間を奪われてしまったのがフェラーリのフェリペ・マッサだ。レース後の記者会見では明らかに意気消沈した様子だった。
「スタートは素晴らしかったと思う。ハードタイヤでは少し苦しんだけれど、ソフトタイヤでのペースも良かった。とにかくチームにとっていいレースになったよ」
49周目のオーバーテイクについては、「何も語る必要はないと思う。抜かれたというだけ。僕たちはチームのために勝ったんだ。僕たちはチームのために素晴らしい仕事をしたし、それが最も重要なことなんだ。自分たちのマシンがとてもコンペティティブなら、レースで1位と2位になれるのがベスト。チームとして、僕たちはこのレースで可能な最高の結果を出したんだ」と、マッサは語っていた。