【新聞ウォッチ】東京モーターショー、頼もしい助っ人? JAIAも共催

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年7月23日付

●日本熱島、岐阜・多治見、39.4度(読売・1面)

●新社長・これを聞きたい、軽自動車は生き残れますか? ダイハツ工業 伊奈功一さん、燃費の良さと低価格を追求します(読売・10面)

●トヨタ、小型HV生産強化、宮城に加え岩手の工場でも(読売・10面)

●東京モーターショー車輸入組合も共催(読売・10面)

●高速6社と機構が「社長会」(毎日・6面)

●伊藤忠、アジアでEV販売(毎日・7面)

●オープンリムジン、1億4200万円、メルセデス・ベンツ日本(産経・11面)

●トヨタ小型HV、1リットル当たり44キロ超、燃費性能世界最高(日経・11面)

●東証、取引延長4案検討、昼休み撤廃や早朝・夜間(日経・1面)

ひとくちコメント

「日本熱島」(読売)という活字が1面に踊るほどに、とにかく暑い。岐阜県多治見市では今年最高の39.4度を記録する今年一番の暑さとなったほか、全国921の観測地点のうち、今年最多の144地点で35度以上の「猛暑日」を観測したそうだ。

この猛暑がしばらく続くと思うと、うんざりするが、逆に夏物商戦は活況を呈しており、猛暑関連の業界にとっては歓迎ムードという。きょうの毎日によると、特に17~19日の3連休以降、エアコンやビールといった定番商品の売り上げに勢いがついているほか、プールなどレジャー施設の利用者も急増。手軽に涼感を得られる暑さ対策の日用品も好調だそうだ。

第一生命経済研究所の試算では、7~9月に東京と大阪の平均気温が平年より1度上がると全国の個人消費を4333億円押し上げるともいわれている。猛暑が秋口まで続くと、伸び悩む個人消費の下支えが期待されている。

一方で、猛暑の中を汗だくになって集客力アップの対応に追われているのが2011年12月に開かれる東京モーターショー。2009年秋の前回は、リーマンショック後の世界的な景気悪化の影響で海外の大手メーカーは軒並みキャンセル、入場者も61万人と激減した。

このため、主催者の日本自動車工業会が日本自動車輸入組合(JAIA)に共催を要請。JAIAのローランド・クルーガー理事長(ビー・エム・ダブリュー社長)は「非常に前向きな事柄で、自工会からの要請は大歓迎だ」(東京)として、共催団体に初めて加わることを決めた。

次回から東京ビッグサイトが会場で、これまでの幕張メッセに比べると手狭のほか、年間で最も気忙しい師走の開催となる。JAIAは頼もしい助っ人だが、集客力アップのためには、さらなる知恵と工夫が求められている。

《福田俊之》

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