【ワイヤレスジャパン10】兼松、電気自動車会社に転身?

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ワイヤレスとモバイル通信業界の専門展示会「ワイヤレスジャパン2010」が14~16日の3日間、東京ビッグサイトで開催された。その会場にどういうわけか、電気自動車(EV)が展示されていた。

場所は総合商社8位の兼松ブース。そして、EVは光岡自動車の『Like』(ライク)だ。このクルマは三菱自動車『i-MiEV』(アイミーブ)を基本に光岡が製作したもの。兼松はその法人向けの販売を担当しているのだ。

「当初、パシフィコ横浜で同時期に開催される『電気自動車開発技術展』 に出展しないかという話がありましたが、社内の他部門との兼ね合いもあり、こちらに出展することになりました。このほうが多くの来場者に注目される結果になったようで、かえってよかったかもしれません」と同社担当者。

現在、同社はタクシー会社にこのクルマを使ってもらえないかと、専用の『iPad』(アイパッド)をつけた形にして、パッケージとしての販売を進めている。「問い合わせはずいぶんあります。当社としては、これを足がかりに本格的にEV事業を展開していこうと考えているんです」と担当者は話す。

光岡とは別の案件も進行中で、将来、新しいEVを発売していく計画だ。2020年頃、兼松はもしかしたら電気自動車会社に転身しているかもしれない。

《山田清志》

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