HV用電池、技術力トップはNEC…パテント・リザルト

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特定技術分野の競合分析:マンガン系リチウムイオン2次電池
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特許の分析などを行っているパテント・リザルトは、ハイブリッドカー(HV)に使用されているマンガン系リチウムイオン2次電池の技術分野での参入企業の競合状況を調査した結果を「特定技術分野の競合分析:マンガン系リチウムイオン2次電池分野」にまとめ、発表した。

マンガン系リチウムイオン2次電池は、正極材料に希少金属を使うため、素材調達リスクのあるリチウムイオン2次電池の代替えとして注目されており、各社が開発を進めている。今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに特許の質と量から総合的に見た評価をおこなった。

その結果「総合力ランキング」では、1位がNEC、2位が三洋電機、3位が三菱化学となった。

トップのNECの特許件数は34件で、上位5社中4位だが、注目度の高い特許を多く保有している。NECは日産自動車と電気自動車向けリチウムイオン2次電池を共同開発し、両社の合弁会社であるオートモーティブエナジーサプライが製造する予定だが、正極技術に関しては、日産も関連特許を出願しているものの、NECの技術が主体になっていると分析している。

調査レポートの価格は10万5000円。

《レスポンス編集部》

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