【新聞ウォッチ】民主大敗過半数割れ、懸念される経済の混乱

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  • ウェバー(レッドブル。写真=ブリヂストン)

になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年7月12日付

●与党大敗半過割れ、菅政権に痛撃、民主激減、40台半ば、自民、改選第一党、みんな躍進(読売・1面)

●民主敗北、衆参ねじれ首相続投「消費税説明が不足」(朝日・1面)

●英BPの買収検討、米エクソン、13兆円で、英紙報道(朝日・7面)

●財界、政策停滞を懸念(毎日・6面)

●F1英国GP可夢偉6位入賞、ウェバー今季3勝目(産経・12面)

●NEC、人事関連業務中国に、まず給与計算、10万人分を移管(日経・1面)

●経済政策、停滞の懸念、民主大敗で見直し圧力、連立相手が影響も(日経・5面)

●研究開発拠点、ケーヒンが集約、20億円投資、栃木の施設拡張(日経・11面)

ひとくちコメント

「かなり届かない結果になってしまった。選挙結果は真摯に受け止めながら、改めてスタートラインに立った気持ちで責任ある政権運営を今後とも続けいきたい」。参院選は即日開票の結果、民主党の菅首相の設定した勝敗ラインの改選議席(54議席)を大きく下回り、大敗した。

特別輸送態勢で配達されたきょうの各紙には「民主大敗過半数割れ」「首相求心力低下、国会再び『ねじれ』(読売)などという大きな見出しが紙面を飾る。

事前の世論調査でも「民主党の苦戦」と「みんなの党の躍進」はある程度予想されていた結果だったが、驚いたのは、民主党同様に消費税率引き上げに前向きな立場でありながら与党批判に徹した自民党が51議席を獲得し、改選第1党に躍り出たことである。

「参院で与党が過半数を割ることで、法案の成立などが難しくなる」(日経)など、予想される経済政策の混乱のことを考えるだけでも、1票の選択が正しかったかどうかも分からない。

終わってしまったことに対して、“~たら、~れば”を語るのは主義ではないが、先ほど終了したサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の決勝は、延長の末、スペインが1-0でオランダを破り、初優勝を果たした。

約1か月間、W杯は、日本代表がベスト16に勝ち残った予選リーグを含めて夢と感動を与えてくれた。それに比べれば、まるでオウンゴールのようなものでわずか10か月で民意が逆流した今回の参院選は、何とも後味の悪い結果だったようにも思える。

《福田俊之》

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