三菱ふそう、ローザの生産を富山工場へ移管

自動車 ビジネス 企業動向

三菱ふそうトラック・バスは、大江バス工場(愛知県名古屋市港区)の生産を終了し、同工場で生産していた小型バス『ローザ』を、三菱ふそうバス製造の富山工場(富山県富山市)への移管し、量産を開始したと発表した。従業員も配置換えとなった。

ローザは、1960年12月に大江バス工場で「ローザB10型」が生産開始したことを皮切りに、2010年4月末までの50年間で累計生産17万3294台を生産されている。

三菱ふそうは中期経営計画で、生産体制の再編を打ち出しており、成長が見込めないバスを生産する大江工場の閉鎖を決定、同工場での小型バス生産を4月23日に終了し、小型バス生産ラインを富山に移管した。

三菱バス製造は、大型観光バスの『エアロクィーン/エアロエース』から大型路線バス『エアロスター』、小型バスローザまでバスの生産を集約することで、生産効率の向上を図る。UDトラックスへの大型バスOEMも三菱バス製造の富山工場から供給するほか、ローザのアジア、中東地域などへの輸出モデルも生産する。

今回の移管により、大江工場から約120人の従業員が富山に異動。三菱ふそうバス製造の従業員数は合計670人となった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集