マクラーレンの新型スーパーカー、世界19か国で販売

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MP4-12Cの販売店(イメージ)
  • MP4-12Cの販売店(イメージ)
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英国のマクラーレンオートモーティブは21日、新型スーパーカー『MP4-12C』の販売拠点として、日本を含めた19か国、35都市を選定した。

MP4-12Cは、マクラーレンがF1参戦から得たノウハウを注入して開発したスーパーカー。キャビン部分を取り囲む「カーボンモノセル」は、ワンピース構造のカーボンファイバーセルで、単体重量がわずか80kg。アルミ構造に比べて約25%軽いカーボンモノセルの効果で、 MP4-12Cの車両重量は、1300kgに抑えられた。

ミッドシップに置かれるエンジンは、独自開発のM838T型直噴3.8リットルV型8気筒ツインターボ。最大出力600ps/7000rpm、最大トルク 61.1kgm/3000rpmを引き出す。ドライサンプオイル潤滑システムを採用し、車体中央の低位置へマウントされ、前後重量配 分はほぼ50対50にまとめられた。

トランスミッションは、パドルシフト付き7速ダブルクラッチの「SSG」。動力性能は最終確定していないが、マクラーレンによると、0-100km/h加速は3秒以下、最高速は322km/h以上と、世界最高峰のパフォーマンスを備えるという。

マクラーレンは21日、MP4-12Cを取り扱う販売ネットワークを公表。2011年から順次、MP4-12Cの販売をスタートさせる。

まずは、米国、カナダ、英国、ドイツ、ベルギー、フランス、イタリア、スイス、中東、南アフリカ共和国に、12のディーラーをオープンし、2011年春からMP4‐12Cを販売開始。さらに、スペインやアジアパシフィック地域に、12ディーラーを追加。最終的に東京を含めた世界19か国、35都市でMP4‐12Cを取り扱う。

新型MP4-12Cは、英国で7月に開催される「グッドウッドフェスティバルオブスピード」で、市販仕様をワールドプレミア。マクラーレンによると、すでに2500名以上が購入に関心を寄せているという。

《森脇稔》

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