アウディは21日、新型『A8』に自動車メーカーとして世界で初めて、無線LANのホットスポットを純正オプション設定すると発表した。
このシステムでは、UMTSモジュールと専用アンテナを、あらかじめ車両に組み込んだ。これにより、A8は走行中でも、ノートパソコンやアップル社の『iPad』など通じて、無線LANによるインターネット接続が可能になる。アウディによると、自動車メーカーの純正オプションとしては、A8が第1号車になるという。
SIMカードと携帯電話のBluetooth接続によって、データやメールの送受信、iPadの最新アプリケーションのダウンロードなどが車内で可能。通信速度は最大で7.2Mビット/秒となる。
新型A8は世界で初めて、「Googleアース」をナビゲーションシステムに標準採用。先進の車載テレマティクスシステムは、新型A8の大きな売りとなりそうだ。