【新聞ウォッチ】トヨタリコール騒動再燃、新型 パッソ は無料改修

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年5月20日付

●タイ強硬派が暴徒化、デモ隊幹部終了宣言、騒乱地方に拡大(読売・1面)

●レクサス一時販売停止、4車種(読売・8面)

●トヨタ米施設に不審郵便物(読売・9面)

●車販売中国内陸部カギ、日系各社、サービス維持に力(朝日・10面)

●成都新工場稼働、トヨタ(毎日・10面)

●記者の目: トヨタに学ぶべき危機管理の教訓(毎日・11面)

●トヨタ『パッソ』無料改修、低速時エンジン停止の恐れ(東京・3面)

●700万円トミカ プラチナ製世界に1台(東京・8面)

●夏の賞与2年ぶり増加、大手初回集計平均79万0468円(東京・9面)

●日本の競争力急落27位、高齢化や財政赤字響く(日経・3面)

●ホンダ、中国生産3割拡大、広州工場12万台増(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の高級車ブランドであるレクサスのリコール問題が表面化したばかりだが、こんどは2010年2月に発売した人気小型車の新型『パッソ』にエンジンが停止するトラブルがあるとして、無料の自主改修を実施する方針を決めたという。きょうの東京が報じている。

新型パッソは子会社のダイハツ工業との共同開発車。記事によると、トラブルがあるのは排気量1000ccクラス。低速での発進時や車庫入れなどの際にエンストを起こすことがあるという。燃費向上のためアイドリング時のエンジン回転数を下げたことが原因とみられる。

トヨタは事故につながる危険性は低いとみているが、一連の品質問題の教訓を踏まえ、早期の顧客対応が不可欠と判断。現在出荷している車両は既に改良しているとしている。

東京が報じたパッソの無料自主改修とは別に、きょうの各紙には「電子制御弱点再び」(産経)、「信頼回復途上に痛手」(毎日)など、レクサスのリコール問題を取り上げた記事も多い。

「トヨタ米施設に不審郵便物」(読売)などという物騒なニュースも伝えられており、先の決算発表で「再出発」を宣言したばかりのトヨタだが、安定走行にはしばらく時間がかかりそうだ。

《福田俊之》

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