【FC EXPO10】プリウス の5%が採用、京セラのソーラーパネル

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京セラのソーラーパネル。トヨタ・プリウスのソーラーベンチレーションシステム向け
  • 京セラのソーラーパネル。トヨタ・プリウスのソーラーベンチレーションシステム向け
  • プリウスのソーラーベンチレーションシステム(写真は2009年、プリウス発表時)

京セラは、トヨタ『プリウス』のオプション設定「ソーラーベンチレーションシステム」に供給しているソーラーパネル(太陽電池)を展示。

「この高品質太陽電池モジュールは、耐振動・耐熱・耐衝撃性に優れ、統一感ある美しい外観、ルーフ形状に合わせた曲面などが特徴。自社の専用ラインで製造している」という。

現在、国内で販売された現行トヨタ『プリウス』のうち5%が同オプション装着車(トヨタ調べ)。

同パネルの高い品質を保つ理由に、セルの製造、太陽電池モジュールの組み立てを自社内で一貫して行なっている点があげられる。

太陽電池セルについては国内向け・海外向けともに滋賀八日市工場で、太陽電池モジュールについては国内向けが三重伊勢工場で、欧州向けがチェコ、北米向けがメキシコ、アジア向けが中国・天津の自社工場で製造されている。

モジュールの出力が56W、セルの変換効率が16.5%という同社のプリウス用ソーラーパネル。リアクティブ・イオン・エッチングという技術により、表面に微細なエッジをつくり、表面で反射する太陽光をより多く吸収することで出力・変換効率の向上を図っている。

同社は「パネルの色調もボディに自然に調和するよう、セルの色味も厳密にそろえたり、太陽電池セルの表面に出てしまう銀色の電極部分を隠すためにガラスにはブラック系に塗装するなど、細かい配慮が施されている」とPRしていた。

京セラブースがあるPV EXPO 2010(国際太陽電池展)は5日まで、東京ビッグサイトでFC EXPO(国際水素・燃料電池展)と同時開催。

《レスポンス編集部》

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