【ホンダ CR-Z 発表】ハイブリッド第3弾はスポーツカー

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ホンダは25日、東京モーターショーなどに出品していた『CR-Z』の量産型を日本市場で発表、26日より発売した。

『CR-Z』について商品統括責任者、繁浩太郎さんは、「『インサイト』、『シビック』の次として、ハイブリッド第3弾はスポーツカーで行こうとスタートしました」と最初からスポーツカーで開発がスタートしたいう。

そして、「スポーツカーというとコアなお客様(クルマ好きやスポーツカー好き)が日本においてはかなり少ないのが現状」と踏まえたうえで、「我々のハイブリッドカーの考え方は皆さんにハイブリッドカーを、“Hybrid for everyone”という考え方でやっていますから、この(スポーツカー好きの)狭い世界だけでもつまらないので、もう少し広げて考えました」と話す。クルマに興味がない人でもハイブリッドということで興味を持ってもらいたいというのだ。

そのターゲットユーザーとして特に考えているのは「50代以上の子供が自立して、夫婦二人の生活になったりという状況の方が検討に入れてもらえると良いな思います」という。「そういう方々は世代的にも新しいものにも凄く興味のある方だろうし、そういう方々に乗ってもらって、その結果、スポーティだとか、低いドライビングポジションだったり、環境に良かったりと、普段の何げない時にクルマの話をしてもらおうというコンセプトで作っています」という。

つまり、「動力性能でガンガン行くようなスポーツカーというつもりはありません。ハイブリッドをきっかけに、CR-Zに乗ってもらえることで、クルマって楽しかったねということを思い出してもらったり、楽しく感じてもらったりしたい。そして、日本におけるクルマの存在価値を再認識してもらったり、もう少し楽しくクルマに乗ってもらいたいという思いを込めて開発したのです」と語った。

因みに『CR-Z』とは「Compact Renaissance Zero(コンパクトルネッサンスゼロ)」の略で、従来のクーペ価値にとらわれず、新しいコンパクトカーを創造するという志のもと、原点(ゼロ)に立ち返ってチャレンジする、という意を込めたものだとう。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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