ホーム > 社会 > 社会

未成年でも看過できない…ひきずり死亡事故で実刑命じる

2010年2月19日(金) 10時10分

昨年11月、神奈川県横浜市港北区で横断中の男性をクルマではね、約120m引きずって死亡させたとして、自動車運転過失致死などの罪に問われた19歳の少年に対する判決公判が16日、横浜地裁で開かれた。裁判所は懲役2年以上2年6か月以下の実刑を命じている。

起訴状によると、問題の事故は2009年11月15日夜に発生した。横浜市港北区小机町(N35.30.15.0/E139.36.16.0)付近の県道で、同区内に在住する57歳の男性がひき逃げされる事件が起きた。

男性は約117mに渡ってひきずられたとみられ、近くの病院に収容されたが、全身強打でまもなく死亡。警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故から約2時間30分後に同市都築区内に在住する19歳の少年が家族に連れられて都築署に出頭。ひき逃げ容疑を大筋で認めたことから、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。検察が後に同罪で起訴している。

調べに対して少年は「右折したら横断者がいた。ブレーキを掛けたが間に合わなかった」、「誰も見ていなかったし、逮捕されると今の生活が壊れてしまうと思った」などと供述していた。

16日に行われた判決公判で、横浜地裁の大寄久裁判官は被告が被害者をひきずっていることを認識していたと認定。「被害者をひきずっていることを認識しながら、一度も停車しようとしなかった。ひき逃げ事案の中でも悪質である」と指摘した。

その上で裁判官は「被告は生活を維持するため、この場から立ち去りたいという思いで逃走した。未成年であることを考慮しても判断の誤りは看過できるものではない」として、被告に対して懲役2年以上2年6か月以下の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

注目ニュース

18日夕方、大阪府大阪狭山市内にあるコンビニエンスストア駐車場で乗用車が暴走。後方を歩いていた高齢女性をはねた後、この女性を底部に挟み込んだ状態でさらに暴走した。女性はまもなく死亡。警察はクルマを運転...

8月28日午後、福岡県大木町内の国道442号で、9歳の男児が自転車で道路を横断していたところ、交差点を左折進行してきた大型トラックにはねられた。トラックは男児を引きずったまま約1.7kmに渡って走行。...

1日未明、埼玉県春日部市内の市道を歩いていたとみられる男性がクルマにはねられ、死亡する事故が起きた。クルマは現場から逃走。男性の着衣には引きずられたような痕跡もあり、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査...

16日夕方、埼玉県寄居町内の関越自動車道下り線で、本線内に誤進入したとみられる歩行者が複数台のクルマにはねられて死亡する事故が起きた。遺体はトラックに引きずられたまま、現場から約12km離れた上里サー...

RSS

編集部ピックアップ