日本最大級の電気バス、路線バスで実証実験へ

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大型路線低床型電気バス
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東京アールアンドデーは10日、財団法人新産業研究開発機構(NIRO)に、日本では最大級となる電気バスを納入した。

これは、経済産業省の「低炭素社会実証モデル事業」として昨年3月より開発に着手していたもので、「電池駆動システムの近距離路線バスへの適用実証モデル事業」の骨格となる車体の開発と、既存バス路線での実証試験を目的とする。

東京アールアンドデーは、経済産業省近畿経済産業局から委託を受けたNIROから発注を受け、電気バス車体の開発を進めた。既に電気バスとして改造車検を済ませ、2月中旬より大阪市内で行われる実証運行試験の実施に向け、準備を進める。

開発した電気バスは、国内では最大級となる大型路線ノンステップで、47人乗り。交通バリアフリー法に適合した車両(UDトラックス)をベースに採用した。駆動用の電池には、大容量のニッケル水素電池(川崎重工業:ギガセル)を搭載し、充放電性能、安全性、および寿命を確保したという。別置式の急速充電器により、20分間の充電で30kmの走行が可能だ。

東京アールアンドデーは開発作業のうち電気バスへの改造設計と改造、電気バスの登録業務を担当した。

《高木啓》

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