タジマモーターコーポレーションは15日、幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2010」でスポーツカータイプの電気自動車『EV MINI SPORT』を発表し、同日から受注を開始した。同社関係者によると、問い合わせが殺到して驚いているという。
同車のカテゴリーは原動機付自転車ミニカーに属し、普通免許を持っていれば、運転することができる。一人乗りで、全長2490mm、全幅1298mm、全高1090mm。車両重量は搭載するバッテリーによって変わり230 - 290kg。最高速度は70km/h以上だ。
そして、肝心の価格は車体が207万9000円。そのほか、鉛バッテリーやリチウムイオンバッテリー代がかかる。ちなみに一番高いリチウムイオンバッテリーを搭載した場合、161万700円かかり、合計370万円近くになる。「これからバッテリーがどんどん進化して価格も下がっていくと思うので、ユーザーが将来交換できるように車体とバッテリーを分けて販売することにした」(同社関係者)そうだ。
一充電の走行距離は25 - 90kmで、そのための充電時間が鉛が8時間、リチウムイオンが7時間。「この車の売れ行きにもよりますが、ゆくゆくは2人乗りのものも開発していきたい」と同社関係者は話す。