【メルセデスベンツ E250CGI 試乗】4気筒でも格落ち感なし…こもだきよし

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E250CGIクーペ
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『E250CGIクーペ』と『E250CGIステーションワゴン』に乗った。

車両のネーミングの数字はもうエンジン排気量を表さなくなった。1.8リットルでも250と呼ぶのは直噴+ターボによってエンジンパワーがあるからだ。トルクだけでは300といってもいいのだが、燃費は200といったところだろう。で、間をとってか250である。

Eクラスの美点はボディの頑丈さだ。いつの時代もこのメルセデスベンツらしさは継承されている。いかにも骨太な感じは走り出す前から乗員に安心感を与える。走り出してもタイヤとサスペンションの振動がボディを震わせることはないのがいい。スピードを上げていっても安心感が続くから、つい飛ばしてしまうのはアウトバーン育ちのせいか。

エンジンが4気筒でもその振動を感じないから、V6から格落ちした感じがしない。これもボディの頑丈さが利いているからだ。アクセルペダルのレスポンスや踏み込み量によるトルクの出方が単に大きな排気量に感じさせるように仕上げてあるところが素晴らしい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア・居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

こもだきよし|モータージャーナリスト/日本自動車ジャーナリスト協会副会長
学生時代から始めたレースをきっかけに、タイヤのテストドライバーになり、その後フリーランスのモータージャーナリストに転身。クルマが好きというより運転が好きなので、その視点でクルマの評価をしている。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、JAF交通安全委員会委員、警察庁(交通企画課/運転免許課)各種懇談会委員、グッドパーキング選考委員、全国道路標識・標示業協会理事、BMWドライバー・トレーニング・チーフインストラクターなどの肩書を持つ。

《こもだきよし》

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