オリックス自動車は24日、大阪府豊中市と連携し、同市内の3か所で2010年1月15日よりカーシェアリング事業を開始すると発表した。同市は地球温暖化防止地域計画を推進しており、自動車の利用抑制、公共交通機関への転換を促進することがねらい。
カーシェアリングは複数のクルマを多数の利用者でシェアするサービスで、15分や30分単位でクルマを借りる事ができる。マイカーに変わるクルマの利用方法としてコスト、環境負荷の両面から注目されている取り組み。
今回カーシェアリング拠点を設置するのは、大阪モノレール千里中央駅構内に2台、同駅北側に2台、阪急豊中駅南側に1台、の3か所計5台。駅周辺に拠点を設置し、長距離移動は電車、目的地最寄りまではカーシェア利用と移動手段の使い分けをすることで、マイカー所有のコスト削減、CO2排出量の削減をめざす。
オリックス自動車は2002年よりカーシェアリング事業を展開。現在では東京、神奈川、千葉、愛知、三重、京都でサービスを行っており、大阪での展開は今回が初。2010年3月までに大阪府内での更なるサービスの拡大を行い、関西エリアのネットワーク強化を図る、としている。