23日、メルセデスGPから正式にF1復帰することが発表になったミハエル・シューマッハが心境を語った。
「メルセデスGPと僕は3年間の契約に合意した。正直に言って、F1のコクピットに戻れることにすでに心がワクワクしているよ。ドイツのF1チームが、どうしても僕を欲しいと望んでくれたその思いを否定したくはなかった。きっとドイツ人ドライバーならみんなそう思うんじゃないかな。もちろん、メルセデスGPでは再びロス(ブラウン)と一緒にやれるということも大きな要因になったよ。」
「でも一番大きかったのは、もう一度レースをしたいという昔の熱い気持ちが戻ってきたことだ。アブダビでロスに『F1に戻る気はあるか?』と聞かれたとき、まだ自分が戻ることは想像できなかった。でも2週間後に再び電話をもらったとき、昔の情熱が戻ってきたことに気付いたんだ。突然火が点いたようにね。僕にとってF1マシンに戻り、チャンピオンシップを戦うことはエキサイティングで自分自身を奮い立たせてくれる新しいチャレンジだ」とシューマッハ。
91勝、68ポールポジション、76ファステストラップという前人未踏の記録を打ち立てた皇帝が、さらに記録を伸ばすことができるのか、世界中の期待が集まっている。