アウディは14日、新型車『A1』のティーザーキャンペーンをスタートさせた。2010年3月のジュネーブモーターショーでの正式デビューに向けて、カウントダウンが始まった。
新型A1は、『A3』の下に位置するアウディのエントリーモデルだ。全長は4mを切る小型サイズで、『MINI』やアルファロメオ『MiTo』などをライバルに想定。これまでに2度、コンセプトカーとして姿を現している。
最初にA1が披露されたのは、2007年10月の東京モーターショー。『メトロプロジェクトクワトロ』の名前で、3ドアの小型アウディが公開された。さらに2008年9月のパリモーターショーでは、『A1スポーツバックコンセプト』を出品。市販に向けて、5ドアの現実的なコンセプトカーを提案した。
アウディは今回、新型『A1』を2010年3月に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表すると宣言。そのデザインスケッチを公表した。アウディのチーフデザイナー、シュテファン・ジーラフ氏は、「他のアウディと同様、ボディ全体に占めるグリーンハウスの割合は、1対3から2対3の範囲とし、フロントオーバーハングは短く、ホイールアーチは大きく取ってあります」と、そのスポーティなデザインについて説明する。
さらに、新型はCピラーに特徴を持たせ、A3とは異なるクーペのようなシルエットを追求。「ルーフアーチの造形は、2007年のメトロプロジェクトクワトロを生かしたもので、AピラーとCピラーには流れるようなダイナミズムを表現しました」とシュテファン・ジーラフ氏は言う。
公開されたイメージスケッチからは、アウディの個性であるシングルフレームグリルが配されているのが確認できる。そのデザインはかなりワイド感が強調されたものだ。
アウディは新型A1の特設サイトを開設。2010年3月のジュネーブモーターショーでの正式発表に向けて、さまざまな情報を発信していく予定である。
新型A1特設サイト URL
http://www.audi.com/a1