三菱自動車は、同社独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」の第4弾としてカップ型灰皿として7月1日から製品化する。
【エコプロダクツ09】三菱 i-MiEV はライフサイクルでエコめざす
三菱はエコプロダクツ2009に、電気自動車(EV)『i-MiEV』と、植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」を展示した。
パネル展示コーナーでは同社独自の植物由来の樹脂が、クルマのどのような箇所に使われるのかを実物を用いて紹介。竹繊維に由来するウレタン樹脂複合材を使用したドアトリムや、耐熱性PLA(ポリ乳酸)射出成形材を使用したアームレストなどを展示した。
植物由来のグリーンプラスチックは、生産から廃棄、あるいはリサイクルに至るライフサイクルを通して、石油由来の素材などと比べてCO2排出量を大幅に削減できるため、現在注目されている技術だ。しかし植物由来樹脂は、熱に弱く、加水分解が起こり変形・劣化しやすいという特徴を持っており、これらの克服が課題だとしている。
第一車両設計部の棚瀬主任は「植物由来の樹脂は熱に弱いため、まだ車両の一部にしか採用できません。またPLAの流通量も現在はまだ少ないため高価になりがちで、自動車業界でもごく一部の高級車などでしか採用されていないというのが現状です」と語る。
今回グリーンプラスチックコーナーに展示されていたものは現在まだ実車には採用されていないものばかりだが、実は会場にも展示されているi-MiEVにも既にグリーンプラスチックが採用されていることを教えて頂いた。会場で確認できるのはフロアマットとリアハッチのパネル部分。よく見てみると植物素材の表皮を確認することができる。灰皿にもグリーンプラスチックが採用されているということだったが、残念ながら会場のモデルには装着されていなかった。
棚瀬氏は「植物由来樹脂にしても、素材自体がエコでも製造段階でCO2を多く排出してしまうようでは本当のエコではありません。三菱はi-MiEVで、ライフサイクルを通したエコを目指しています」と語った。
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