ホンダブースの「でんじろう先生のスペシャルステージ」で、サイエンスプロデューサーの米村傳治郎(よねむらでんじろう)氏は、ホンダが展開するハイブリッド車・燃料電池車・電気自動車などのエコ・カーに共通する要素である「電気」をテーマにした実験・パフォーマンスを展開。
でんじろう先生が「万博のときに乗ったリニアモーターカーのように加減速時が滑らか」というホンダの燃料電池車『FCXクラリティ』にまつわる話題も取り上げた。冒頭、電池の基本について説明したでんじろう氏は、水素と酸素の反応によって電気が生じるということを実験で示した。
「基本的には先ほど説明した電池の仕組みといっしょだよ。水素と酸素を反応させると電気が起きるという仕組みを使って、その電気でモーターを回してクルマを走らせるんだ。そのときに出てくるのは、排出ガスじゃなくて、水。排出ガスはゼロなんだよ」
さらに水素は水の電気分解によって取り出すということも説明。最後にはお約束のパフォーマンスも披露。1万ボルト超えの静電気を発生させて、手をつなぎあう子どもたちの身体の中に電気を流すというもの。子どもたちはその瞬間の衝撃に大いに沸いた。
「今から200 - 300年前の人たちが、こういう実験の積み重ねによって、今の電気の世界をつくってきたの。小さい発明の繰り返しや積み重ねですごいものが生まれるんだよね。みんなの小さな知恵を集めれば、すごいものがきっとつくれるんじゃないかな」
28日にもホンダブースにて同じプログラムが2回行なわれる。スタート時間は11時からと13時30分から。