川崎汽船とエス・イー・エー創研は共同で、自動車専用船(PCC)の特殊貨物積載のためのデッキ強度計算システムを開発した。
重車両貨物やロールトレーラーなどの特殊車両の積載が可能かどうかを検討するためには、造船所支給の図面などだけでは貨物を積載するデッキの強度の範囲内にあることを判断できないケースが発生する。
今回両社が開発したシステム「デッキ・ストレングス・チェック」は、重車両貨物が該当する船のメインデッキに積載できるかを検証するためのデッキ強度チェックを行う。これを使用することで、担当者が積付けの可否を短時間で簡単にチェックすることが可能となる。システムは川崎汽船東京本社のほか、海外主要拠点にも導入し、荷主からの多様な積荷の要請に応えるとしている。